[感想]強い意思を持つ不屈の男『デアデビル シーズン1』
私はこの間シーズン1を観終わり余韻に浸っていたところ、驚くべきニュースが目に入ってしまいました。
それはこの『デアデビル』シリーズがシーズン3で打ち切りになった、という悲しいもの。
いろいろ調べてみたところどうやら権利の問題等があったようで、シーズン4の計画も進行していた矢先のことだったとか。
幸いシーズン3がキリのいいところで終わったようなのでひとまず続きがないことを惜しみながら観続けていくことにします。
この記事にはネタバレが含まれます。ご注意ください。
傷つきながら戦う姿はまさに「命知らず」。
シーズン1を観終わった今思い返してみると実に緊迫した戦闘にあふれているドラマでした。
デアデビルのファイトスタイルとして、視力と引き換えに手に入れた超感覚を駆使して相手の動きを読んだり格闘術を使ったりというのがあります。
しかし彼の場合それほど戦闘に秀でているというわけではなく、能力が有利に働くのは暗闇の中の奇襲くらいなもの。
なので普通に殴り合ったりする場面ではダメージを受けることが多いです。
ここが他のヒーローとは少し違う。
傷つき血反吐を吐きながら戦う彼の姿は観る人の心を揺さぶります。
マット・マードックの強い意思
その無謀とも言える彼の意思の強さはこの物語の舞台、「ヘルズキッチン」とそこにいる人々に向けられた深い愛情を表しているのでしょう。
だからこそ街を変えようとするフィスクの間違ったやり方に激昂し、それでどれだけ傷つこうとも自らの歩みを止めることはありません。
それがデアデビルとしての彼の生き様なのです。